睡眠時無呼吸症候群の大人と子供の治療の方法と費用

睡眠時無呼吸症候群の治療について
睡眠時の無呼吸と診断された場合どんな治療の方法があるのかご説明します。
病院で施されるものからご自宅で自分で出来る治療方法をご紹介します。

また子供の場合は睡眠時無呼吸症候群になってしまった場合、大人と違い成長期に関わってくるので早期の処置が望まれます。

一週間ほどの入院手術で永久的に治せる切除手術が選択される場合もあります。大人と同様に子供の年齢にあった睡眠時無呼吸症候群の治療についてもお話ししていきます。




無呼吸の治療は“長期戦”

睡眠時無呼吸症候群の治療相談
病院で診てもらう治療と自分で行う生活習慣の改善治療。どちらにせよ簡単に1~2度の治療で治るほど簡単ではありません。短くても1ケ月くらい続けることで効果が徐々に表れてくる治療です。

治す患者さん本人の続ける意志をしっかりと持ちましょう。

なによりも睡眠に関わる障害は「治療が必用である病気」であることを自覚することが長く病気と歩むのに大切です。症状とじっくり向き合うことで改善に近づきます。

基本となる治療方法3つ

治療の方法は、専門の医師の指示に従い行います。その治療方法には症状を緩和させるもの【対症療法】と、根本的な原因を取り除くもの【根治療法】とがあります。

これらは患者さんのご年齢や症状、身体の状態などによって適切なものが選ばれアドバイスを受けます。

対症療法

睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療
CPAP療法とよばれる人工呼吸器を使った治療が現在の主流になっています。

日本で睡眠時無呼吸が注目される以前から欧米の先進国で発展し、いまでももっとも広く活用されている治療方法です。

マウスピース
睡眠時無呼吸症候群の対症療法のマウスピース
無呼吸の状態が軽度の場合によく用いられる治療法。今では専門につくってくれる「睡眠歯科医」というお医者さんがおり、そこで相談して自分の歯型にあったものをつくってもらうのが主流になりつつあります。

一度、作ってしまえば数年は持ち、CPAPと違い月々レンタル料などが発生しないので経済的ですが、無呼吸の症状の重度にもよるので専門医の指示を受けてからが大切でしょう。

これら対症療法は一度なっってしまった睡眠時無呼吸を完全に取り除く治療方法ではなく、長期にわたって治療を行い徐々に症状を減らしていく方法だと理解することが大事だと思われます。

根治療法

外科手術
睡眠時無呼吸症候群の治療外科手術
気道が閉塞してしまっているひとに行うノド元の気道を塞ぐ部位を取り除く手術。

幼児や小児など子供のの場合、成長に影響するため早めの治療が必要で手術が薦められることがありますが、大人の場合、一度手術をしてしまえば治るというものでもなく身体への外傷が大きいためによほどの重度の睡眠時無呼吸を発症していないかぎり最近ではこの根治療法を用いることは少なくなってきました。

早期の手術治療で永久的に治すことが可能な子供のSAS

子供の睡眠時無呼吸の治療
子供の睡眠時無呼吸症候群の原因の多くは鼻の穴からのどのつけ根のところにあるアデノイドと呼ばれる部分か、もしくは扁桃(へんとう)と呼ばれるのどの奥の両わきから飛び出しているように見える突起物が肥大して気道を塞いでしまって起こります。

アデノイドは3歳児~6歳くらい、口蓋扁桃(こうがいへんとう)は5〜7歳で最大となりそこからは徐々に退縮していくものなのですが、何らかの要因でそのまま大きくなっていったりそのまま小さくならないこともあり、それらが原因で睡眠時無呼吸症候群がなります。

子供の睡眠時無呼吸症候群の治療ではおとなと違い、【手術治療】が第一選択になります。

子供の場合だけ【手術治療】が第一選択になる理由

子供だからこそ最善の治療を選ぶのは成長にもかかわる大切なことだからです。

無呼吸による低酸素症や成長ホルモンの分泌の低下で起こってしまう発育の遅れ・低身長など
になってしまう可能生があるため、あきらかに鮮明に効果が期待できる手術療法を選ぶわけです。

また大人と同じようにCPAP治療をとる場合もありますが、CPAP治療は【持続】がカギ。

大人のように睡眠時無呼吸症候群の理解がしにくく、ましてや治ることがすぐに実感できない治療方法なので
持続が困難になるためあまり子供の睡眠時無呼吸症候群の治療として選択されることは少ないようです。

子供にとっては成長期はカラダをつくる大事な時期なだけでなく人格形成についても大事な時期です。

睡眠時無呼吸症候群になってしまうと、落ち着きがなくなったり、多動性障害、攻撃的な行動を引き起こすこともあります。

そこで大人よりも早い段階で根源を切除する手術療法が用いられます。
手術はもちろん子供ですから全身麻酔で行われます。1週間ほどの入院が必要です。

治療の費用

睡眠時無呼吸症候群の治療費用
睡眠時無呼吸症候群の治療にかかる費用は、疑いがあって最初の医師への問診から簡易的な検査もしくは一晩だけ検査入院して行う終夜ポリグラフ検査の料金など一度きりのものとつづけて行う睡眠時無呼吸症候群の治療の費用のおおよその目安をわかりやすくご説明します。

多くのものに保険がきく

睡眠時無呼吸症候群の治療の保険適用
睡眠時無呼吸症候群というあまり聞きなれない病気であってもほとんどの治療に保険が適用されます。

睡眠時無呼吸症候群の疑いがあり最寄りの病院へ相談した時に最初にかかるのは初期の問診と簡単なパルスオキシメトリーとよばれる検査になります。

この最初の問診(診察)代と簡易検査代金もはじめからすべて健康保険が適用されますので実際の負担額は、合わせても300円~800円程度が目安です。

その検査で重度の睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には一晩だけ検査入院して検査するPSG(終夜ポリグラフ検査)を行って詳しく検査する必要があり、検査で病院に一泊できない場合には自宅で検査が可能な簡易検査機器を貸出ししてくれる病院もあり、それぞれその後の診察時に費用がかかります。

ただこれらは一度きりなので、繰り返して検査することはごくごく稀なことで最初に睡眠時無呼吸症候群を医師に相談した当初だけかかる費用です。

主な治療に関わる費用を下にまとめてみました。

睡眠時無呼吸症候群にかかる治療の費用表

ほかに掛かるとすれば、治療として最も効果があり一般的なCPAP療法(人工呼吸器)治療代があげられます。

これも検査結果や医師の判断によって治療方法が異なるため費用は人それぞれ変わってきます。
ひとつの目安としてお考えください。

睡眠時無呼吸症候群の治療に必要な費用(個人での3割負担額)
初診(診察代) 300円~500円前後
問診により睡眠所無呼吸症候群の大まかな予測をたて次の治療や検査方法を見定めます。
簡易検査(パルスオキシメトリー) 2,500円~寝ているときの身体の状態を検査する機器で病院からレンタルしてもらい自宅で検査が可能です。
PSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査 10,440円
病院によってはベッド代など入院費用が加算される場合もあります。
CPAP 治療 月額4,500~5,000円未満
保険適用の為、地方によって多少異なるだけで大きく変わりません。
その他(お薬代など) ~3,000円程度
診断や検査の結果では睡眠時無呼吸症候群以外に不眠症などの疑いがある場合、良く眠れるようにしたり、寝つきを良くする薬を処方されることがあります。

その他に治療かかる費用としてはCPAP治療を選択しなかったり、マウスピースのほうが向いている方などはそれらを薦められるために医師との細かな相談によります。

睡眠時無呼吸症候群の治療は長期にわたるものです、検査後はじっくり医師と相談して、治療に掛かる費用はもちろんですが、まずは自分にあった治療方法を選択することが第一です。

家計にも、自分にも無理のない治療方法を見つけましょう。







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