不眠症と誤解されやすい眠りの妨げになる全く異なる睡眠疾患4つ

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寝つきが悪い、一度眠ってもすぐに目が覚めてしまう。朝まで寝れるが起きた時に熟睡した感じがしない…。など不眠症の種類もさまざまで、それに至るまでの原因も個人によって異なります。病院の医師によっても判断が難しくまったく的外れな診断による治療を施されることも少なくはありません。

それを事前に回避するためには、個人のある程度の知識も必要です。そのための通常、不眠症と勘違いされやすい睡眠を妨げてしまう可能性のある疾患をまとめてみました。




レストレスレッグス症候群

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レストレスレッグス症候群は脚がむずむずするのが特徴で、別名むずむず脚症候群という知覚運動性の障害とされます。脚の違和感が気になってしまい、動かしたり掻きたくなるので、結果的に睡眠が妨げられたり集中して眠れなくなります。人によっては虫が這うような感覚に襲われますし、しかもふくらはぎの深部に感覚を覚えるので、ただ単にかゆみを覚えるイメージとは違います。くすぐり感やほてりなどもあるので、あまりに長引いたり症状が強く表れると、気になって眠れなくなってしまうわけです。

脚を動かすと症状が軽減されますから、じっとしていることができず、入眠が困難になったり睡眠時間が短くなる結果に至ります。日常生活に支障をきたすほどなので、レストレスレッグス症候群は決して軽視できませんし、不眠症と同じく治療が大切だといえます。

周期性四肢運動障害

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周期性四肢運動障害はむずむず脚症候群に近い障害で、睡眠障害の一種に分類されています。主な症状は四肢の異常な運動で、睡眠中に繰り返し何度も四肢が動き、覚醒が生じて睡眠障害や不眠となります。

症状の多くは下肢に起こる傾向で、母指が数秒程度動いたり、足首や背筋に膝の屈曲が数十秒程度発生します。
加齢と共に増加する特徴があって、65歳以上では30%以上の有病率があるとされます。

深い眠りのノンレム睡眠の時に発生しますが、起きている間にも脚に痙攣が起こることがあって、それが診断の切っ掛けになることも少なくないです。原因は不明でメカニズムは完全に解明されていないものの、ストレスや飲酒習慣に喫煙と、鉄分の欠乏があると増悪するので要注意です。

概日リズム睡眠障害

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概日リズム睡眠障害は日の出と日の入りのサイクルと、体内時計のサイクルが一致しない睡眠障害です。一般的に人は日の出と共に目覚め、日の入りに合わせて睡眠に入るサイクルを持っています。ところが、概日リズム睡眠障害はそれが逆転してしまい、強制的に夜型人間のようになってしまうのが問題です。

眠る必要がある時に眠れなくなるので、昼間に眠気を覚えたり集中力が低下するなど、日常生活に支障が生じます。眠ろうとしても眠れないことから、アルコールに頼ったり睡眠薬の使用が進み、時に乱用が発生することさえあります。時差が大きい移動やシフト変更が多い仕事は、症状を悪化させる要因になるので注意が必要です。原因は体温やホルモンの分泌といったもので、原因を取り除けば改善に向かいます。

睡眠時無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まり、10秒以上気道の空気が流れなくなってしまうものです。この症状を無呼吸と呼び、更に睡眠時間を7時間とした場合に30回以上、あるいは1時間に5回以上の頻度で発生すれば睡眠時無呼吸症候群となります。

いびきがうるさいといわれたり、夜に寝苦しさを覚えるようなら、睡眠中に症状を発症している恐れが強いです。朝起きても疲れが取れず、昼間に集中力が阻害されるとしたら、その疑いはより強くなるでしょう。

睡眠中に起こる問題ですから、起きてる間に自覚することはできませんし、自己診断は不可能なので医療機関に相談する必要があります。短時間とはいえ呼吸が止まるので、脳に必要な酸素量が低下しますから、脳や体に負担が掛かり覚醒してしまいます。


まとめ

レストレスレッグス症候群は脚のむずむず感、周期性四肢運動障害は四肢の意図しない動き、概日リズム睡眠障害は原因不明の昼夜逆転が不眠に繋がります。また、睡眠時無呼吸症候群は呼吸が断続的に止まる障害ですが、いずれも不眠症とは異なる原因や症状があります。それでも同様に、睡眠が妨げられて中途覚醒したり、疲れが抜けず昼間に眠気を覚えることになります。生活習慣が症状を悪化させたり、原因の放置が生活の質を低下させてしまうので、良く眠れないと感じたら早めに医師に診てもらうのが得策です。







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