レッドゾーン!死亡リスクにも繋がる睡眠不足の症状とNRS(非回復性睡眠)とは


不眠症による慢性的な睡眠不足が健康な身体をむしばみさまざまな疾患を及ぼすことが近年のめまぐるしい睡眠についての研究で明らかになってきました。

日本人の5人にひとりは何かしらの「睡眠の悩み」を抱えているといいます。

がんや死亡リスクも増すといわれる不眠の特定される症状についてお話します。




2万3447人を対象にした調査で見えたもの


2004年から10年間のあいだに、男性の医療従事者を対象に「不眠症」と自己申告した2万3447人を行われた追跡調査の結果が身の毛がよだつほど恐ろしい。

調査の内容は、個人それぞれの生活習慣や年齢など死亡率への影響がありそうな因子は排除して、さらの状態での不眠と死亡率との直接的な関係が分析された。

その結果追跡調査を行った10年間の間、対象者2万3447人のうち2025人の死亡が確認された。

起因するのはベッドに入ってから30分~1時間以上寝付けない「入眠障害(入眠困難)」もしくはいくら寝ていても疲れがとれないNRS(非回復性睡眠)を訴えていた人は特にそのほかの不眠症状の人よりも死亡率が悪化していることがわかったのです。

不眠が原因と思われる心疾患(不整脈による動脈硬化など心筋に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなる病気)で死亡する確率はそれぞれ

入眠障害(入眠困難) 55%
NRS(非回復性睡眠) 32%

という結果に!これを見て何を思うだろう。たかが夜眠れない、寝つきが悪いと感じていただけのことがこんなにも大きなリスクを背負ってしまうとは驚くばかりです。

聞きなれないNRS(非回復性睡眠)とは


睡眠に対して不満をお持ちの方ならばよく耳にすることのある入眠障害と並んで死亡リスクが高い非回復性睡眠(NRS)とはいったいどんなことをいうのか具体的に調べてみました。

時間は十分に寝ているし自分の感覚でも「眠っていた」と自覚ができるくらいの充分睡眠をとっていると思っていても起床したあと身体の疲れが取れていない、なんだか重たいなどの症状があるひと

米国立精神衛生研究所の調査によると、このNRS(非回復性睡眠)は若年層に多く見られるそうで、身体のあちこちで炎症反応がすすんでいるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群や肺気腫、慢性気管支炎などの呼吸器疾患、がんの発生率が高くなるそうです。

このNRS(非回復性睡眠)は入眠障害のようなある意味、精神的というより身体からのSOSに近く気が付きやすい。
どれだけ寝ても疲れが取れない、身体じゅうが重いと感じる場合ははやめの対処が必要になる。

注意すべきこと


今回、症例にあげた不眠の症状が「寿命を縮める」という恐ろしい事実を暗示しているのです。

病的な不眠症の定義は

「睡眠問題」が1カ月以上続き、日中の活動に影響を与えるもの

こうした日中の活動中に起こる障害が病的かそうでないかを自分で見分けるポイントになる。

命を減らすものだと理解できたのなら、少しでも不眠障害の疑いがあるのなら、命をすり減らす前に専門医を受診したほうが得策です。

睡眠不足を軽く見る人の身体へ与える影響は計り知れない。代償はあまりにも大きい。







関連記事