花粉症になると睡眠不足になりやすいのは本当の話。睡眠不足が先でも花粉症になりやすいカラダになってしまっているとも言えます。どちらが先でも、どちらとも生活習慣の改善で予防ができます。花粉症と睡眠不足の関係を主な原因と対処方法や予防の方法とに分けてわかりやすくご説明いたします。
花粉症で起こる睡眠不足
花粉症は体内に侵入した異物(=花粉)を体内で撃退しようとして免疫機能が過剰に働くことで起きる症状。
近年この花粉症が原因で睡眠不足を引き起こすことがわかっています。
だれでもが花粉症になるとは限らず、強い時期やその年によって飛来してくる花粉の量によって症状の重度や発症する人と、まったくならない人もいます。
ならない人は一生ならない人もいるのに、毎年春と秋などシーズンになるとなる人もいますし、40代を越えると、これまで一度もなっていなかった人が突然発症することもあるようです。
花粉症はそもそも目がかゆくなるし、鼻がつまり頭もボ~っとしてきて、睡眠不足の症状にただでさえ似ているのにそもそもの原因が起因となって睡眠不足に陥ってしまうことがあります。
花粉症にも睡眠不足にもなりやすい人の特徴
また睡眠不足であることが原因で、睡眠中に分泌するホルモンなどが上手く機能せず身体が回復しきっていないので免疫機能を下げてしまいそれが外的要素の花粉に反応してしまうことがあります。
で、ここで花粉症になりやすい人の特徴をまず見ていくと睡眠不足との共通項が少しずつ見えてきました。
・気づくといつも口が空いている
・朝起きると口の中が渇いている
・睡眠中に何度か目が覚めてしまう
・平均して毎日の睡眠時間が6時間以下
上の4つの項目に3つ以上当てはまったら
あなたは、花粉症になり
またそれが原因で睡眠不足になってしまう可能性がかなり高い人です。
では、なぜ上記の4つのような症状が出てしまうのか
そもそもの原因を探り,一緒に対策と治療方法を見ていきます。
花粉症で睡眠不足になってしまう原因
いちばん多い原因は鼻呼吸が出来ないことが原因です。
いつも口を開けて口だけで呼吸していませんか?
睡眠中も口を閉じると呼吸ができなくなってしまうのでいつも口が空いたままで眠っているので自然と口の中が渇きます。
朝起きると口の中がカラカラなんて人は要注意。
花粉は花よりも口から入る確率が多く、もちろんマスクを着用だけでも減りますが口呼吸から鼻呼吸にするだけでずいぶんと変わります。
また眠っている途中に目が覚めてしまうのはこの口呼吸しかできないため、何かの拍子に無意識に口を閉じてしまっているときに息を吸おうとして一瞬、脳が起きてしまうことで目が覚めてしまいます。
鼻呼吸が苦手で口呼吸に人は花粉症になりやすく、それが原因で睡眠不足にもなりやすい
また、一日の睡眠時間が6時間以下の人は睡眠不足症候群の可能性が大!
先述したとおり、睡眠中にはさまざまな身体の機能を元に戻したり疲れた身体を修復したりするためにホルモン分泌が行われたりする人間にとって大事な時間帯。
睡眠不足になってしまうと免疫力の低下を引き起こし。風邪をひきやすくなったり、便秘になりやすかったりしますが、それと同じで睡眠不足による免疫機能の低下が原因で花粉症になります。
花粉症による睡眠不足の対策と治療
・口呼吸から鼻呼吸に
これは睡眠不足にも大きく関わる事なので努力して治すと健康的なカラダを手に入れることができます。
日頃から気がついた時にはガムを噛むなどあごと舌の筋力を強化することで口を閉じて鼻からゆっくりと呼吸することが出来るようになります。何か食べているときはもちろん口を閉じグッと噛みしめる。
日頃から閉じることを意識することで花粉症の対策になります。
睡眠不足に限らず、数眠時無呼吸症候群などの治療にもこの鼻呼吸はものすごく大事になってきます。
寝付けなくても横になる…
寝つきが悪かったり、寝てもすぐに目が覚めてしまう人は
眠れなくても「目を閉じ横になる」ことで免疫力を回復することができます。
「骨休め」という言葉を聞いたことがありますか?
免疫力をつかさどる血液は骨でつくられるために免疫力の高い血液作りをするための休息と言う意味が込められています。
ゆっくりとリラックスした状態で目を閉じて横になる。脳は完全に眠っていなくても目を閉じて横になるだけで
本来の睡眠の約1/10は取れると言われており一時的な睡眠不足の解消にも役立ちます。
そもそも一日のうちで時間がなくて睡眠不足のひとは違う対応策が必用そうですが…。
それはまた別の章でお話いたします。