特発性過眠症とは睡眠不足でも寝すぎでもない!?その原因や治療する方法

特発性過眠症
最近巷で聞きなれない特発性過眠症という言葉をよく見聞きするようになりました。けれど多くの方はどういったものなのかをはっきりとは知りません。

通常の睡眠障害とも違うこれらの症状や原因、治療の側から見ていく特発性過眠症とは?

特発性過眠症とは

特発性過眠症
日頃から睡眠不足が慢性化しているわけではないのにも関わらず、日中に強い眠気を覚え日常生活に影響を及ぼす症状を特発性過眠症と呼びます。
そのような特発性過眠症とは原因がはっきりとしていない様子から特発性とされているのですが、発症に際し最も深く関係しているのは睡眠や覚醒に関する点での遺伝的背景です。
しかも、特発性過眠症は一度睡眠状態に入ると長時間にわたって睡眠し続ける上に、10時間を超えて眠り続けていたとしても起床後に相変わらず強い眠気を感じるのが特徴的です。
目覚まし時計または他人から起こされて目を覚ました場合は意識が朦朧としますし頭痛や目眩と共に胃痛や腹痛、動機を訴える事例も少なくなく様々なシーンでミスも増えます。

特発性過眠症チェック診断

特発性過眠症チェック
特発性過眠症は日中に突然眠くなる病気です。日中に突然眠くなるようなら、特発性過眠症かどうかチェックシートを使用してチェックをしてみましょう。チェックシートで多くの項目が当てはまる場合は、特発性過眠症と診断される可能性があります。チェックシートの内容は、生活に支障がきたすほどの眠気や毎日症状が続く、仮眠をとってもすっきりしないなどです。特発性過眠症と診断されると、薬物療法などが行われます。薬を飲むことで日中の眠気を抑えることができます。また日常生活も規則正しくおくったり、睡眠時間を十分に取るように気を付けます。セルフチェックシートの結果で気になるようでしたら、睡眠の専門クリックなどを受診するようにしましょう。

特発性過眠症の原因

特発性過眠症原因
特発性過眠症の原因は、現在のところよく分かっていません。そもそも、「特発性」という言葉自体が原因の判明していないことを意味しているのです。そのため、今後の研究によって特発性過眠症の原因が明らかになった場合、別の名称が与えられる可能性もあります。

現在のところ、特発性過眠症の原因に対する仮説としては、遺伝的によるものとする説や、脳の覚醒と睡眠を司る領域に異常が発生しているとする説などが挙げられています。しかし、原因が分かっていないことから、特発性過眠症の完治も現段階では困難な状態にあります。少なくとも、自然に完治したという例はないようです。現在では特定の精神刺激薬で効果が見られると言われており、これによって日中の眠気を抑えることもできますが、効果が無い人もいるため、やはり確実な手法と言うことはできません。

特発性過眠症と判断できる症状

特発性過眠症の症状
特発性過眠症と判断できる症状は、十分な睡眠時間が確保できているのにもかかわらず、昼間に強い眠気があれわれる点です。昼間に現れる眠気は、日中の仕事や勉学などに影響を及ぼすほどの強い眠気であるのが特徴です。一般的な線引きは10時間以上睡眠をとっているのに眠気が残ることとされていて、仮眠をとってもなかなか改善されません。また一度眠るとなかなか目覚めることができず、無理に起こされると意識が朦朧としてしまうこともあります。眠気だけではなく、自律神経症状が伴うケースもみられ、頭痛やめまい、腹痛や動悸などが該当します。これらの症状により集中力や活動力が低下し、仕事でミスが多くなったり、授業中に寝てしまうので成績が落ちるなどの影響が及びます。

特発性過眠症の治療

特発性過眠症治療
特発性過眠症は生活習慣を改善する方法と薬物を用いる2つの治療方法が存在し、初期段階では日中に眠気が感じられなくなるまで時間の許す限り眠るようにします。
また、生活習慣の改善で治療に繋げる時には規則正しく日々を過ごす事も大切なので起床する時間と就寝する時間は同じ時間にしつつ、しっかりと3食を摂り適度な運動も行いましょう。
さらに、夕方以降はコーヒーや緑茶などカフェインが含まれている飲み物を飲まないようにする事も重要です。
生活習慣の改善を行っても日中に我慢できない眠気に襲われてしまう時には、専門医に相談し薬物療法を行います。
薬物療法では優しく脳の働きを活性化してくれる薬物を使用するため、夕方以降には用いないなどの用法用量を守れば有効的かつ速やかに特発性過眠症を改善できます。

特発性過眠症のお薬

特発性過眠症薬
特発性過眠症の薬は主にベタナミンやコンサータ・リタリンを使います。

ベタナミンは健康保険が適用されるので保険が適応されるか心配だという人も心配する必要がありません。

ただしコンサータ・リタリンは残念ながら保険が効きません。ADHDという症状に対しては保険適用はされるのですが、特発性過眠症の治療薬としては現段階では保険適応外となっているのです。そのためコンサータ・リタリンで治療をしていく場合はベタナミンに比べると費用が高くなってしまいます。

後注意点としてベタナミンは肝臓に負担がかかる薬となっているので医者の指示をしっかり聞いて、用法通りに飲むことが重要です。きちんとした用法で服用しなければ後々副作用にも繋がります。

特発性過眠症とナルコプレシーとの違い

特発性過眠症とナルコプレシー違い
特発性過眠症とナルコプレシーは症状が似ているため、同じ病気として認識している人も多い。2つの病気の違いを見てみよう。
まずは症状に着目する。特発性過眠症は過度に睡眠中枢が働いてしまうことによって起こる。一方、ナルコプレシーは睡眠中枢の働きが悪くなることが原因だ。つまり同じ「突然眠くなる」という症状でも、中枢の働き方によって病名が変わるのである。

次に2つの病気の治療法に着目する。特発性過眠症は、十分な睡眠時間を確保することや、覚醒維持薬を使用することが有効である。それに対しナルコプレシーは、覚醒維持薬を使用することに加え、容易にレム睡眠に移行してしまうことから起こるレム関連症状(金縛りなど)を抑えるために抗うつ剤を用いることが有効である。特発性過眠症とナルコプレシー、症状や治療法に違いはあれど、治療には家庭や職場、学校などの協力が必要不可欠という点には変わりない。